2010年6月

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地力について

  about_tiryoku1.jpg地力とは、そこに住む人たちの愛と
      やさしさと誇りに溢れたネットワークです

きれいな川の流れやせせらぎの音
美しい夕日やのどかな田園風景
これらに愛着を感じることに理屈はいらないでしょう。

 古墳群を始めとする多くの史跡や神話伝説
地域で大切に受け継がれた暮らしや文化
これらにロマンを感じ、生きる力を得る人も多いはずです。

私たちの暮らす宮崎には豊かな自然や心安らぐ景観といった多くの資源があります。
また、長い年月をかけて築き上げた地域固有の伝統や文化、歴史などの財産があります。
そして一番の資源・財産は、この地域に住む私たち自身です。私たちがそれぞれの感性で地域の資源や財産を知り、時には再発見していくことで、より一層地域に対して愛着を感じ、誇りが持てると思います。

about_tiryoku3.jpg しかし今私たちの生きる社会はどうでしょうか。確かに私が生まれ育った時代とは比べものにならないほど生活は便利になり、物や情報は溢れんばかりです。でも私たちは本当に豊かになったでしょうか。逆に人々の価値観が多様化し、人との繋がりは希薄になり、とても暮らしにくい社会になったように感じるのです。
国が、自治体が、学校が・・・この暮らしを何とかしてくれるのを待っているだけで良いのでしょうか。たとえ一人ひとりの力は小さくても、まず私たちが他人事ではなく自分の問題として捉え、そしてアクションを起こしていくことが真の意味で暮らしやすい社会づくりとなっていくのではないでしょうか。
 アクションを起こす、それにはまず地域をよく知ることです。知れば知るほど多くの問題や課題もあるでしょう。でも、私たちが地域への愛着誇りを感じ深い郷土愛を持つことができれば、さまざまな問題を抱えながらも必ず明るい未来に向かって歩くことができるはずです。

 そのためにまず取り組まなければならないのが「未来を担う子どもが健やかに生まれ、健やかに育つ環境づくり」です。郷土を愛する人は、意識しなくてもそこに住む人々や自然、さらにはそこに息づくものにもやさしさを分けてあげられるのです。
愛とやさしさが溢れる地域で育まれた子どもたちは、きっと誇りを持って健やかに育ってくれるはずです。そしてその次代の子どもたちも、またその子どもたちも・・・。about_tiryoku2.jpg

 超高齢社会となり核家族化が進み家庭機能が低下していく時代だからこそ、地力を磨くことが地域全体で子どもを温かく見守り、子育て支援の輪を広げていくことに繋がる気がするのです。

地力とは、そこに住む人たちの愛とやさしさと誇りに溢れたネットワークです。