真剣の舞
投稿:外山與子
宮崎県総合博物館、民家園の旧黒木家園庭で祓川(はらいかわ)神楽がありました。
旧黒木家は高原町にあった天保5(1834)年から2年間かけて建てられた建物を移築したものです。
祓川神楽は祓川地区に伝わる真剣を使う勇敢な舞です。
そして狭野地区の神楽とともに高原町「神舞(かんめ)」として国の重要民族文化財として指定されることになっています。
この日は風もなくぽかぽか日和。民家園庭は風もなく、それでも日陰はひんやりと冷たく、縮こまっての鑑賞でした。
しかし祓川神楽は、霧島下ろしの寒風吹きすさぶ中修験山伏たちの荒行として舞われたものなのです。今まで見た神楽にはない緊張感が感じられました。
刀舞の始めは餅をまきながら舞いますが、まかれた餅は拾っていいことになっていて、この時だけは神庭に入ってはいけない女性も入って拾うことができます。
また初めて間近で見る真剣は思ったよりも輝きが鈍く、テレビで見るようにキラリッと輝かないんだなぁと思って見ていたら、走ってきて目の前でロープをスパッ!と。
あっという間だったので、周囲の人はパッと散ったのに私はびっくりするだけで身体は全く動きませんでした。
地元で行われる神楽では12人が真剣を持って一斉に舞う「十二人剱」が有名だそうです。
やっぱり地元で、霧島下ろしにさらされてブルブル震えながら神楽を見てみたいと思いました。
若山牧水賞
投稿:外山與子
若山牧水賞授賞式に出席しました。
日本全国から牧水ファンがやってきます。
授賞式後の祝賀会でいろんな方とお話ししていて
必ず聞かれます。
「あなたも短歌を詠まれるんですか?」
「いえ。恥ずかしながら・・」
語彙力乏しいし、感覚単純だし、まだ心を解放していないし。
30字余りという限られた字数の中で
心情を表現するなんて、とてもとても・・・。
第1回目受賞者の小高賢さんがおっしゃっていました。
「純粋な部分」と「したたかな部分」が複雑に絡まって
初めて表現出来る世界だと。
受賞者の日高堯子(ひたかたかこ)さんを見ていてうなずけました。
少女のようにはにかんで可愛らしく、
「どんな男性にも合わせられるわ」(本人談)
というしたたかさ、図太さ(小高賢さん談)があって
そんな女性になりたいな、と
ちょっぴり思ってしまいました。
日高さん自選歌15首の中で私の一押しの歌
「はつなつの雲を映せるバスタブに母を洗えばほととぎす鳴く」
介護の中にも母親に対する慈しみがあふれていて
心が洗われるようです。
写真は授賞式の東国原知事と日高堯子さん
