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世界情勢

静かな一貫性

投稿:外山與子

 

先日、宮日新聞社主催の政経懇話会に参加し
「オバマ新政権と日米関係」を聞いた。

講師は中山俊宏さん。
小中学生をアメリカで過ごし
4年前は、米ブルッキングス研究所の研究員
そして一昨日のオバマ大統領就任演説を
NHKで生で解説した人。
だから今日の講話は
まだどのメディアでも語られていない最新の解説だった。

オバマ氏の就任演説は
「地味な演説」だけど「大胆な演説」で「歴史に残る演説」だったと
日本のどのメディアも大騒ぎしている。

歴史に残る?
どこが?
大騒ぎし過ぎるんじゃないの?
持っていた冷めた疑問が一気に吹き飛び
大変分かりやすく解説をしていただいた。

彼は自分の信念に背くような事を一切せずに勝っている。
そして地域のボランティアのコミュニティをつくり
多くの有権者に語りかけ続けてきた。
カトリーナハリケーンの直後
政府へ声が届かない知られざるアフリカ系アメリカ人を放置しなかった。
この2年間の選挙運動中に
こういった「静かな一貫性」があった。

日本が学ぶべき事も多くある。
Change」はアメリカ建国当時の原風景に戻る、生まれ変わるという意味であること。
不正義を裁かず、敵味方に二分せず
「参加型の正義」が実現できることをアメリカ国民が選んだこと。
過去の事を糾弾せず和解へと導くこのやり方は
日中問題へ活かせる手法だという。