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自然体験と父性

2011/09/01

自然体験は何年ぶりでしょう。

串間市でカヤックとスノーケリングを体験してきました。


本当は知り合いの高校生を連れての参加予定でした。

高校生は思春期真っ只中、有り余るエネルギーをどこで発散させるか悶々としている状態だったので誘ってみたのです。

しかし、友だちが行けば行こうかな~?というなかなか一人では行動したくないお歳ごろ、ギリギリにキャンセルになり、一人寂しく参加してきました。
 


 


木島さん.jpg


指導してくれたのは21年間カヤック体験ボランティアをしている"海kaijin人"の木島純一さん。

学生時代は空手の世界チャンピオン、卒業後は日本人が普通は入れないフランス士官学校で官位をとられ、長年武術指導をされていたそうです。

そしてカヤックに食料を積んで、カヤック九州一周もされた経験もお持ちです。

こんな方が宮崎におられたんですね。


 

夏になると毎週末はカヤックボランティアで大忙し。

男女、年齢を問わずいろんな人が訪れます。 

木島さんの話しによると、家族での参加の中でも特に障がいをもった子どもの家族は、家族関係がとてもいいのだそうです。

親がしっかりと子どもと向き合っているのが解るのだそうです。

 


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カヤック体験は人数が少なかったこともあり、いきなり外海へというハイスピードコース。

そして昼食後は、近くの無人島に行って来ました。

 

 

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波は殆どないよと言われたけど、初心者にとっては大波です。

揺れるし、波はかぶるし、横を漕いでいる他のカヤックが波間に隠れるし。

二人乗りの時は安心できるけど、一人乗りの時にはしばしば恐怖に襲われました。

怖い怖いと思ってどんどんパニックになるのか

またその時、その気持ちをどう立て直していくのか

自然体験は自然の豊かさに触れることの他に、自分の命を守る訓練、メンタル面を鍛える訓練もしているんですよね。

 


子育てサークル時代、そしてNPO時代に自然体験が子どもに必要とこだわり続け

その場を提供してきたことは決して無駄ではなかったな、と考えながらこぎ続けました。

 

 
小学校6年生の男の子と父親が初参加をしていました。

このお父さんは「こえ~(怖い)!こえ~!」と叫びながら、息子よりもはしゃいで楽しそうにカヤックを漕いでおられました。

しかし、はしゃぎながらも遠くから息子に「横波うけるなよ!」としっかり指導、二人乗りの時には、息のピッタリあったバドルさばきを見せていました。

「今晩の夕食の時は会話がはずむだろうな・・・」と木島さんはおっしゃっていました。

 

これなんだよな・・・。

こんな時間を親子でどれだけ共有したか、

きっとこんな経験は、子どもが思春期の時、荒波に揉まれても、きっとそこからはい出る力を子どもに残してくれるんでしょうね。

 

そして木島さんはこうもおっしゃっていました。

最近の親は甘すぎる、厳しさが足りないと。

確かに!です。

 

父親の育児参加を訴えて「イクメン」なるものが登場しましたが

それはそれでとても大事な視点だと思います。

しかし、母親が二人になって子どものお世話をしているように見える時が多々あります。

 

子どもに愛情を注ぐのが「母性」ならば

社会の厳しさに耐えられるようしつけていくのが「父性」です。

子どもが荒れたりこもったり苦しんでいる姿に出会う度に

この父性をどうやって子どもに伝えていくのかを

今もっと真剣に考えなければならない時にきていると思わざるを得ません。

 

 

木島さんやカヤックをこいでいる親子を見ていると

子どもたちには、大自然の中での体験を親子で楽しんだり、

またそこに息づく人たちの生き方や姿勢に触れて欲しいという思いはますます強くなりました。

 

 

 

 

 

 

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