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師走まつり

2011/02/09

投稿:外山與子

先日、友達と師走祭りに行って来ました。
宮崎にもこんな壮大な静かな祭りがあったとは・・・。
とにかく行って良かった、また来年も行ってみたい、そんな祭りでした。

神楽.jpg

目的地到着直前にご神幸行列に遭遇し、神楽をじっくりと見ることができました。
この場所には百済の禎嘉王が眠ると言われる古墳があります。

木城からの長い道のりを、途中冷たい川で禊ぎしながら歩くのですが
禊ぎをするのは美郷町の41歳の男性たちです。
町外に住んでいる人も里帰りして歩くことになっているのだそうです。

41歳の男性が、禊ぎをして半日以上経っているのに
「まだこんなに手が冷たい」と言っていました。
 

火まつり1.jpg火祭り2.jpg

 たどり着いた神門神社前の広い田圃には、10メートルの高さのドントが20近くありました。

ドント.jpgドント2.jpg

一年に一度の祭りに南郷地区の人が集まってきます。
よちよちあかちゃんから高校生まで、たくさんの子どもたちも・・・。
こんな祭りがある中で育つ子どもたちって幸せだなぁとつくづく思いました。

広い田圃でひときわ目立った物がありました。
いのしし汁の鍋です。

いのしし鍋1.jpgのサムネール画像いのしし鍋2.jpgのサムネール画像
 

この鍋は岩手県南部特注でかなり高価なものです。
「いくらすっと思う?」と聞かれ、165万円とピタリ当ててしまったので
いのしし汁をごちそうしてもらいました。

「飼っていたイノシシを朝さばいたとよ」
飼っていた・・・
朝さばいた・・・

こんなので驚いてはいけない。
これが村の暮らし、これが地力。
そう言い聞かせながら、
友達と、そして近くにいた見知らぬカメラマンのおじさんと仲良く分け合っていただきました。



辺りが薄暗くなってくると、遠くの方のドントから一つずつ火が点けられていきます。

 迎え火1.jpg迎え火2.jpg

ご神幸行列に合わせて、次々に点火されていきます。
夜空に高く舞い上がる火柱と煙の中をご神幸行列が静かに歩いて来る様は、本当に神聖で厳粛な空気が漂います。
 

迎え火3.jpg


神話では、父は息子福智王に一年に1回だけ会ったとあります。
炎の中を歩いてくる息子の姿を待つ父親の気持ちを考えると、ぐっとくるものがありました。

 迎え火4.jpg迎え火6.jpg

木が燃えてはじける「ドンッ!」というすごい音が遠くで近くで響いてきます。
だからドントというんだ・・

なぜ迎え火なのだろう?
敵の目を誤魔化すため野焼きをしている中を歩いてきたらしいけれど
こんなにダイナミックな野焼きだとかえって目立つよな・・。

一緒に住むことが出来ず、父、母、息子たちがばらばらに隠れていたけれど
目立たないようにするためには仕方がなかったんだろう。

そんなことをあれこれ考えながら炎を見ていました。 

迎え火7.jpg迎え火8.jpg

言葉も通じない、違う格好をした百済の王たちを受け入れかくまった南郷と木城の村人たち。
子どもも弧育て、地域のコミュニティーもない
日本全体が「孤立」して弧国になってしまったこの社会に生きる私たち。
豊かさが違いすぎます。
違いを受け入れる土壌はこのような祭りを通して次世代に受け継がれていくんでしょうね。

 

 

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