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昆虫の館
投稿:外山與子
息子は小さい頃から昆虫が大好きで、一時期我が家は昆虫の館だった。
ダンゴムシに始まりトカゲ、カマキリ、セミ、カブトムシ・・・。
カマキリの卵が孵って部屋中あかちゃんカマキリだらけになったり、
昆虫脱走事件は日常茶飯事。
中、高生になると、まつりやイベントで子どもたちに自慢の昆虫をお披露目し
小学生と仲良くなり、メル友もいた。
そして、我が家に小学生の一家が遊びに来ることもちょくちょくあったり。
昨日訪れた大分県豊後高田の"昭和の町"
そこで、昆虫の館を見つけ、かつての我が家を想像しながら入っていった。
外見は昭和、でも中は平成のペットショップ。
な~んだ、とちょっとがっかりした。
でも、息子が生きる方向を見失ったとき、息子はこんなペットショップに通いづめたんだよな。
結局、昆虫がいたから、また生きる力をもらった。
この昆虫の館の昆虫を眺めながら、
脱走しても孵化しても、昆虫が好きという息子の価値観を認めていて良かったな、と思った。
息子が通いづめた宮崎の中心市街地のペットショップは殆ど閉店してしまった。
この昭和の町のお店は明治、昭和の時代からずっと続いているお店。
子どもの夢を育むお店がこんな形で残っているってすごいことなのかも。
古いものを大事にしていく、こんなまちづくりがあるんだな、と温かな気持ちになった。
